出雲大社について

about Izumo-Taisya

出雲大社は島根県出雲市
大社町杵築東にある神社で、
広く世の中では「いづもたいしゃ」と
呼ばれているが正式には
「いづもおおやしろ」と読む。
古より「杵築大社(きづきたいしゃ・きづきおおやしろ)」と呼ばれてきたが、
1871年に現在の出雲大社に改称した。
ご祭神は大国主大神で、
「日本書紀世伝」によれば、
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の息子とされ日本国を作った神とされている。

出雲大社
本殿の大きさ
古代神殿の復元模型の制作
古代神殿の復元模型の制作

出雲大社でまず驚かされるのは大きな注連縄が架けられた拝殿と、その背後にある本殿の大きさだろう。本殿の高さは24メートルもあり、さらに背後の八雲山も含めて「雄大」という言葉が非常にふさわしいといえよう。現在のご本殿でも十分大きいが古代の神殿は高さが48メートルあったと言われている。現在の更に倍の高さというと、私たちの想像をはるかに超える大きさであったことがわかる。

参拝方法
御本殿・八足門の参拝の様子
御本殿・八足門の参拝の様子

出雲大社の参拝方法は普通の神社で行う「二礼二拍手一礼」ではなく「二礼四拍手一礼」を正式な参拝方法としている。他にも大分県の宇佐神宮や新潟県にある弥彦神社などが同じような参拝を正式としている。古来より無限をあらわす「8」の半分を持って神様をお讃えするという作法などの説もあるが明らかにはなっていない。

御本殿内部の御祭神の配置
御本殿
御本殿

御祭神の配置も一般の神社とは異なっている。御祭神である大国主大神は正面(出雲大社の御本殿では南側)を向いていない。御本殿の東側に西を向いて配置されている。その理由は御本殿の構造にある。御本殿は切り妻、妻入りと呼ばれる構造になっており、上から見ると9本の柱が田の字型に配置された正方形となっている。その中心の柱とその東側の側柱との間には壁があり、その奥に大国主大神が置かれているためだ。すなわち、大国主大神が配置されている位置では構造上、西側以外全て壁で囲まれているということである。

神無月ではなく神在月
稲佐の浜での神迎え神事の様子
稲佐の浜での神迎え神事の様子

旧暦の10月10日全国の八百万の神々は出雲に集まると言われている。そのため、全国的には神が不在となるため10月のことを「神無月(かんなづき)」と呼ぶが、出雲だけが「神在月(かみありづき)」と呼ぶのである。伊佐の浜から次々と訪れる神々は出雲で話し合いを行う。出雲の人々はその邪魔にならぬよう静かに過ごすのでこの期間を「お忌みさん」とも呼ぶ。

縁結び
勢溜(せいだまり)
勢溜(せいだまり)

出雲大社と言えば「縁結び」として有名で、若い女性を中心に恋愛や結婚の祈願をする方々が多く訪れる。なぜそうなったのかという部分には諸説がありますが、江戸時代の俳人として有名な井原西鶴の「世間胸算用」という作品の中に「出雲は仲人の神」という表現が出てくることから考えても、江戸時代にはすでに縁結びとして有名だったと考えられます。
有力な説としては、大国主大神は100名以上の姫神との間に181柱の御子神を設けたとされています。そう、恋多き神、子沢山の神であることから「縁結び」というイメージになったのではないでしょうか?

下り参道
下り参道
下り参道

出雲大社の参道は参道の長さは約900メートルある全国的に見ても珍しい下り参道となっています。
これは、大国主大神が国づくりをした後に「黄泉の国」を司ることとなったため、生から死の疑似体験をし、また帰り道は黄泉の国から「黄泉がえり(蘇り)をするという説や。参道を下ることで「へりくだる」ことの大切さを教えるといった説があるようです。

遷宮
遷宮後の御本殿
遷宮後の御本殿

出雲大社の遷宮は60年に一度行われる。一番最近では平成25年にご遷宮が行われた。
伊勢神宮の式年遷宮ではご神殿から宝物、調度品などの全てが新調される。出雲大社の場合は古からの「心」と「かたち」をできるだけ後世に継承していくことを優先し、屋根こそ全面的に取り換えるものの、御本殿そのものは立て替えられない。

分祀
東京分祀(六本木)
東京分祀(六本木)

出雲大社があるのは島根県、なかなか簡単に行けない方も多く存在します。そのため。全国には大国主大神を祭る分祀や分院が多く存在しています。これらは出雲大社教の布教機関であり、日本だけではなく、ハワイにも分院が存在している。

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一般的なお宮の高さは35~55cm、横幅30~50cm、奥行き24~45cm程度です。
ご希望の大きさ、飾りつけなどをお聞きした上で丁寧にお造り致します。
なお、納期は1~2か月頂きますのでご了承ください。

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