藤本木工芸では家庭向けに大社造りの
お宮の制作を行っています。
基本的には一つ一つオーダーメイドで行っています。
一般的なお宮の高さは35センチ~55センチ程度ですが、
設置されたい場所などをお聞きして、もっともよい大きさのお宮をご提案させていただきます。
大社造りの最大の特徴を取り入れた反り屋根のお宮はご注文いただいてから
1-2カ月程度かかることがあります。
製品
Product
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01
反り屋根、階段、
千木・勝男木、⾼欄
出雲大社に一番近づく形になります。屋根の反りの制作は非常に手間がかかるため、月の制作個数1つに限られます。千木勝木。屋根の角度や軒天上全体のバランスを含め、12代目のオリジナル制作です。
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02
平屋根、階段、
千木・勝男木、 ⾼欄
先祖代々伝わる標準的なお宮の神棚。屋根こそ平屋根ですが、千木・勝木屋根の角度・全体のバランスは出雲大社に近づけています。
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03
平屋根、千木・勝男木、 ⾼欄、
(階段無)
まつる場所により、奥行きのないときに階段をなくすタイプです。見本②との違いは階段がある、なし。及び手すり枠の反り具合も多少異なります。千木・勝木屋根の角度・全体のバランスは出雲大社に近づけています。
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04
平屋根、千木・勝男木、
(階段無、 ⾼欄無)
非常にシンプルに仕上げています。千木・勝木屋根の角度・全体のバランスは出雲大社に近づけています。コンパクトタイプにおすすめです。高さに制限がある場合は、千木・勝木をなくすことができます。
作品が仕上がるまで
手順01
- えらぶ
- ご注文いただいた寸法と仕様でお客様に合う神棚をイメージして、頭の中で図面を引くことから始まります。イメージに合う木材選びから始まります。乾燥の具合や木目や反りなどを見極めて、慎重に選びます。
手順02
- くみたてる
- 組み立てはボンド及び木釘がメインとなります。木釘は端材から削って作りますので、木材全てが材料となりゴミが出ない、物を大切に精神が浸透しています。
手順03
- けずる
- 反り屋根の形状はカンナで段差を付けます。カンナの種類も10種類以上あり、用途に合わせて使いこなします。
手順04
- きる
- 製材は機械で行いある程度の大きさまで下ごしらえを行います。細かな寸法はノコギリで調整し、部材を整えていきます。
手順05
- ととのえる①
- ノミの種類もたくさんあります。細かな作業のため精神統一が大事です。
手順06
- ほる
- 千木、鬼板も細かなノミ作業で集中力が大事です。
手順07
- ととのえる②
- 反りカンナで反り具合を整えます。ここまでくるとお宮の形が表れてきます。
手順08
- しあげる
- 細かな部位を取り付けていきます。千木、勝男木、鬼板の取り付けで完成です。
縦横のバランスが大切です。イメージ通りに進めないと納得のいく形が出来ません。仕上がったあとに手に取り細かなチェックをしている時が満足を一番感じる時です。