2022.9.12
【出雲大社】出雲大社はなぜ立派なお宮なの?
出雲大社は巨大神殿だった!?
皆さんは「出雲大社がかつて巨大神殿であった」という話を聞いたことはありますか。
出雲大社には、本殿は高さ16丈(約48m)であった社伝があります。
この社伝が現実的なものになったのは、境内から出土した多数の巨木が発見されたからです。
古代の巨大な本殿の設計図とされる「金輪御造営差図」によると、この巨木は「心御柱(しんのみはしら)」や「宇豆柱(うずばしら)」の一部であると考えられます。
この柱は、本殿を支えるために使われたものであると考えられます。
これらのことから、出雲大社は以前巨大神殿であったといわれています。
なぜ立派なの?
どうして巨大な神殿が作られたのでしょうか。
それは日本の歴史にあります。
現在の日本が建国する前、この国を統一していたのは出雲の国と言われています。
出雲の国の大王であった大国主命 は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に統治権を譲る代わりにある条件を出しました。
それは、「天皇の宮殿と同じくらい立派な神殿を建てる」というものでした。
こうしてできたのが出雲大社であると言われています。(出雲大社 起源神話)
まとめ
巨木や古代の設計図によると以前は巨大な神殿であったと言われている出雲大社。この巨大神殿ができたのは、国譲りが行われてたからであると言われています。
出雲大社では、古代出雲大社の柱跡を見ることができます。
古代の出雲大社の大きさを想像しながら参拝してみてはいかがですか?